アンケートの作り方とコツ!作成の流れや回収率をあげるポイントを解説

 

アンケートの作り方

アンケートは様々な場面で有効活用ができる調査です。
そんなアンケートの作り方には、使用目的・実施方法によって意識しておくポイントやコツがあります。

この記事ではアンケートを作る際の流れ、具体的な作り方とそのコツ、アンケート取得後の分析方法まで詳しく解説していますので、アンケートを今から作りたいと考えている人や回答率の高いアンケートを作るコツを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

アンケートとは?

アンケートとは、定めたテーマについて調査することを指します。
調査票とも呼ばれていますね。

アンケートをとることで、世間の本音や傾向を把握できるうえに、アンケートを元に分析もできるので、効果的に使えたらメリットも大きい手法ですね。

とはいえ答えてもらわなければ意味がないので、ただ知りたいことを質問するだけではなく、答えやすい・答えたくなるコツを熟知しながら作ることが大切です。

アンケートには種類がある!種類別に解説

この項目ではアンケートの使用例から各種アンケート方法について解説します。

一言でアンケートといっても、色々な種類のアンケートが存在します。
そのため、回答も複数のパターンがあります。

それぞれの種類や回答パターンによっても組み合わせが異なりますので、アンケートの種類を知りながら、アンケートを自分がする場合はどのタイプのアンケートが適切か考えてみましょう。

アンケートの例

アンケートの例として以下5つのアンケートを紹介します。

  1. 顧客アンケート
  2. 会場アンケート
  3. 評価アンケート
  4. 街頭アンケート
  5. 組織アンケート

顧客アンケート

顧客アンケートとは、企業が自社の商品やサービスについて顧客からの意見を調査するアンケートのことです。

回答者側として実際にアンケート回答したことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

顧客アンケートは、お客様アンケート・利用者アンケート・商品アンケートといった名称で実施される場合もあります。

会場アンケートと評価アンケート

会場アンケートとは、住宅展示会やセミナー、展覧会といった何かしらのイベント会場等で実施されるアンケートです。

似たアンケートとして、評価アンケートがあります。
作品の評価や授業評価といった特定の評価物に対してアンケートをおこなう場合に使用されるアンケートですね。

ただし会場アンケートと評価アンケートは、全く同じというわけではありません。

例えば絵画展覧会があった際に、絵画展覧会自体のアンケートをおこなう場合は会場アンケート、絵画展覧会の中で作品にフォーカスしてアンケートをおこなう場合は評価アンケートといったイメージですね。

街頭アンケート

街頭アンケートは調査員が街頭に出て実施するアンケートです。
調査員がアンケートを実施してもらう回答者を目視で確認し選別できるため、男女や学生といった対象者のセグメントがしやすいアンケートです。

組織アンケート

最後に組織アンケートは、企業アンケートとも呼ばれているアンケートで、社内環境の改善や従業員の満足度、ストレスチェックといった観点から実施されるアンケートです。

アンケートの回答方法は主に3つ

アンケートは、主に3つの回答方法で実施されます。

  1. アンケート用紙での回答
  2. アンケートフォームでの回答
  3. LINEやアプリでの回答

どの方法でアンケートを取るか悩まれている方は、こちらのアンケート回答方法の特徴を参考にしてください。

アンケート用紙での回答

用紙にペンで回答するアンケート方法です。
店頭でのアンケートやイベント会場でよく用いられる方法ですね。

紙に書いてあるアンケート項目に回答していくだけという簡単なものが多く、幅広い世代の方達に回答してもらいやすいというメリットがあります。

一方で、大量のアンケート用紙を作る場合、紙代や印刷代といったコストが発生してしまうデメリットもある方法です。

また、回答した後の用紙を集計して分析する際に、データへ変換する手間がかかるのもデメリットですね。

回答者の誤字脱字や判読不能な手書きの文字を精査するといった作業も発生する可能性がありますので、コストは高い方法とも言えますが、回答率の高さというメリットが大きいため、人気のある回答方法でもあります。

アンケートフォームでの回答

パソコンやスマートフォンからアンケートフォームにアクセスして回答してもらうアンケートタイプは、コスパも高く始めやすいアンケートの一つでしょう。

アンケートの集計人数が多い場合、よりメリットが大きい方法ですね。
デジタルなのでアンケート結果の集計や分析もしやすく、アンケート用紙と比較すると非常に作業効率が上がります。

回答者のパソコンやスマートフォンといったデバイス問わず回答できるのは勿論のこと、企業側で用意したタブレット端末でアンケートを実施も可能なので、場合によっては用紙タイプのアンケートと同様にタブレット専用ペンを使って記入といった方法も取れます。

ただし、アンケートフォームの作成やパソコン・スマートフォン・タブレットといった機器の扱いになれていない回答者からすると「回答しづらい」といった負担があるため、用紙タイプのアンケートとはまた違ったデメリットがありますね。

LINEやアプリでの回答

最近ではより手軽にアンケートに回答してもらえるよう、LINEやアプリを使ったアンケート方法もあります。
LINEは日本国民の約8割~9割※が使用しているアプリなので、身近なツールを使用するということで回答率にも期待ができますね。

また、アンケートに回答すると特典としてクーポンを付与できるといった機能もあり、そうした機能を使って回答率を上げられるのも魅力です。

※総務省「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」参考

https://www.soumu.go.jp/iicp/research/results/media_usage-time.html

アンケートの作り方

アンケートの概要がわかってきたところで、アンケートの作り方を見てみましょう。
流れとしては、以下になります。

  1. 目的やアンケートに回答するユーザー像を定める
  2. 期間や方法を決める
  3. 質問の内容を決める(質問数や質問文なども)
  4. 質問の内容を選定して、どのような順番で載せるか決める
  5. 回答方法はどのようなものがいいか?決める
  6. アンケートのあいさつ文やポリシーを考える

ステップごとに解説します。

目的やアンケートに回答するユーザー像を定める

アンケートで何を知りたいのか、誰に質問したいのかをまず決めましょう。
アンケートの目的が定まっていなければ、アンケート後の分析も捗りづらくなります。

どうしてアンケートを取りたいのか、取った後にどのように活かしたいのかも考えながら目的を定めてください。

回答するユーザー像は、できるだけ詳しくリアルな人物像を思い浮かべると良いでしょう。
年齢や職業・性別、どのようなライフスタイルかまでできるだけ細かくリアルな人物像を定めてください。

ただし、理想のユーザー像ではなく、あくまでもアンケートに回答するリアルなユーザー像を定めることが大切です。

期間や方法を決める

アンケート期間や、アンケートをとる際の方法を決めます。

一般的には、1ヶ月から2か月で設定しますが、目的によって期間を決めると良いでしょう。

アンケート方法は「アンケートの回答方法は主に3つ」でお話ししたように、用紙またはWebでの回答など方法を選べます。
アンケート方法は、前項で定めたアンケートに回答するユーザー像から決めると良いですね。

例えば高齢者がユーザー像であれば対面できる用紙や、または電話といった方法が良いですし、若い世代であればLINEやフォームを使った方法が良いでしょう。

また、アンケート内容が複雑な場合は対面が良いなど、アンケートの内容によっても方法を変えると良いでしょう。

質問の内容を決める(質問数や質問文なども)

質問の内容はどのようなものにするか、質問数や質問文なども決めましょう。

質問を決める際は、ひとつひとつの質問に目的を定めてください。
どうしてこの質問をするのかを意識したいですね。

また、質問内容に性別や年齢などを入れると、集計したときに分析しやすくなります。

とはいえ、ユーザーの個人情報を聞きすぎる質問は、回答率が下がる傾向にありますので、分析に必要のない個人情報は入れずに、できるだけ最小限にすると良いでしょう。

質問の内容を選定して、どのような順番で載せるか決める

質問内容を決めたら、再度質問内容を精査します。
考えた質問から、本当に必要な質問を選びましょう。

似た質問はひとつにしたり、優先度が低い・目的にはあまり関係のない質問を整理します。

次に選定した質問をどのような順番で載せるか決めるのですが、こちらは流れがわかるような並びにすると良いでしょう。

回答方法はどのようなものがいいか?決める

対面・Web、どちらも質問内容によって「項目から選んでもらう」「自由に記入してもらう」といった、適切な回答方法が異なりますよね。

例えば最近食べた果物を聞きたい場合は、「みかん」「りんご」「バナナ」「その他(記入欄あり)」などにしておくと回答しやすいですし、アンケート後の分析もしやすくなります。

また、ブランドごとの知名度を知りたい場合なども項目から選べるタイプにすると、分析に活かしやすくなりますね。

対面ではなく、Webで行うアンケートの回答形式は、以下のものがあります。

  • ラジオボタン
  • チェックボックス
  • プルダウン(セレクトボックス)
  • 自由記入(テキストボックス)

それぞれ特徴が異なるため、画像を交えながら解説します。

ラジオボタン

ラジオボタン

選択肢の前に〇の中抜き円形ボタンがあり、〇もしくは選択肢をクリックすると〇内に点が表示される仕組みのボタンです。

複数の選択肢から回答を一つ選ぶ場合はこのラジオボタンを使用します。

チェックボックス

チェックボックス

選択肢の前に□の中抜き四角形ボタンがあり、□もしくは選択肢をクリックすると□内にチェックが表示される仕組みのチェックボックスです。

選択肢から回答を複数選ぶ場合はこのチェックボックスを使用します。

プルダウン(セレクトボックス)

プルダウン(セレクトボックス)

▼マークをクリックすると選択肢が表示され、選択肢の中から回答を一つ選択する仕組みがプルダウン(セレクトボックスとも呼ぶ)です。

選択肢の項目が多い場合は、プルダウンにすることで表示のデザインを調整できます。

自由記入(テキストボックス)

テキストボックス

回答者が自由にコメントを記載できるのが自由記入となります。

予め回答例を記載しておくことによって回答方法をある程度統一できおすすめです。

記入例とあわせて参考文字数を記載しておくと、回答内容のレベルを調整できるのであわせて参考にしてください。

アンケートのあいさつ文やポリシーを考える

アンケートに入る前の、導入となるあいさつ文を考えましょう。
あいさつ文は、アンケートの印象を良くする効果があります。

また、あいさつ文にて目的を説明すると、回答者も安心するでしょう。

挨拶や導入の他に、以下の記載もおすすめです。

  • 回答期限
  • 回答時間の目安
  • プライバシーポリシー(個人情報の取り扱い方針)

特にプライバシーポリシーは、個人情報を含むアンケートの場合、必須とも言える項目です。
プライバシーポリシー自体は長くなるので、Webの場合は別ページに載せたり、対面の場合は別紙に記載するなどすると良いでしょう。

アンケートの実施方法とコツ

アンケートイメージ3

この項目ではアンケートを実施する上での実施方法と、考えておくべきコツについて解説します。

しっかりと作りこまれたアンケートでも、実施の際に不備があると回収率や期待していたアンケートの回答を得られない場合もありますので、意識して確認してください。

アンケートの実施目的の明確に共有する

アンケートの回答者になぜそのアンケートを行なうのかという実施目的を予め明確に伝えておく必要があります。

特に自由記入欄が多いアンケートなどは、回答者もアンケートの目的が明確になっているほうが回答もしやすいです。

例えば、飲食店での接客サービス向上のアンケートだった場合、サービスと一概に言っても店員の接客態度だけでなく、提供される料理や店内の内装といった様々なサービスの視点がありますよね。

そういった状況でアンケートの実施目的が回答者に共有されていなかったとしましょう。

実施目的が共有されてない状態で、「当店のサービスはいかがだったでしょうか?」という自由記入の設問があると回答の軸もバラバラになってしまい、想定していた接客サービスに関する意見を集められません。

このようなことを防ぐためにも、予めアンケート内やアンケートの依頼をする時に「接客サービス向上のアンケート」という実施目的を明確化して共有しておくことが大切なのです。

実施方法と回答方法を決めておく

アンケートをいつ・どこで・誰を対象に・用紙で行うのか、WEBのアンケートフォームで行うのかを決めておく必要があります。

その際、特にWEBでアンケートフォームを使ったアンケートを行なうのであれば、いつまでに回答をして欲しいという回答期日をしっかりと伝えておきましょう。

回答数はどれくらい必要か?

どれくらいのアンケート回答数が必要なのかもある程度、事前に決めておくことも大切です。

回答数が100名分は欲しいと考えていても、1日3~4人程しかアンケートが集まらない場合は100名分に達する迄、約1ヶ月程の期間を要します。

目標の回答数に対して、回答数のペースが問題ないかといった部分も気にしておくとなお良いですね。

アンケート集計と分析

アンケートで取得した情報を目的に対してどのように集計し、分析するかも予め考えておく必要があります。

例えば、アンケートの回答者が非常に多く、用紙でのアンケートをおこない、設問項目も自由記入にしていた場合、集計と分析だけでも非常に多くの工数が発生してしまいます。

アンケート回収後にそうしたトラブルが起きないよう予め集計と分析をどのようにしておくか決めておきましょう。

WEBでのメールフォームの場合、アンケートデータをCSVで出力したり、グラフ化してくれるといった機能が備わっているツールを利用したりして分析の効率化についても考えておくと良いですね。

回収率の高いアンケートを作るポイント

アンケートイメージ4

出来る限り多くのアンケートを集めるためのコツがあるのをご存じですか?
この項目では回収率の高いアンケートを作るためのポイントとコツについて解説します。

回答率の高いアンケート作成のコツは以下になります。

  1. あいさつ文を入れて印象アップ
  2. わかりやすい内容にする
  3. メリットとしてインセンティブを付与する
  4. 無記名OKのアンケートにする
  5. 想定する回答者のユーザー像は適切か?確認
  6. アンケートの順番の流れを意識する
  7. 選択肢を整理してみる
  8. 必要のない質問はどんどん省く
  9. 手間・時間がかかると思わない作りにする
  10. ターゲットにあった文章
  11. 質問は誰が相手でも明確な内容にする

多いですが、全て大切なコツです。
ひとつずつ解説します。

あいさつ文を入れて印象アップ

ただ設問を並べるだけではなく、アンケートの始まりには回答してもらうアンケートの目的やアンケートに協力してくれたお礼といった挨拶文をいれるようにすると印象がグッとよくなります。

挨拶の他にも、インセンティブが発生する場合にはインセンティブの詳細をきちんと記載し、アンケートで取得する個人情報の取り扱いに関しても取得情報の管理方法やインセンティブの発送、取得の利用目的などを明記することをおすすめします。

さらに、回答者にアンケートの手間を感じさせないよう「このアンケートは約3分で回答できます」といったような一言を添えておく配慮の意識も必要です。

もし、アンケートの回答期日がある場合は期日と明記するなど、これらの記載は意欲や安心にも繋がるため、アンケート回収率を高める効果が期待できます。

わかりやすい内容にする

設問の内容は誰が読んでもわかりやすい内容を心掛けましょう。
専門用語がたくさん使われていたり、読み方がわからない漢字が使われていたりすると、回収率を下げる原因に繋がります。

小学生が読んでもわかる文章を意識すると、誰でもわかりやすい文章に落ち着くので試してみてください。

設問の内容がわかりやすい以外にも、設問が必須項目なのか、設問の文字が小さすぎて読みにくくないかなどアンケート全体を含めてわかりやすい内容にすることが回収率をあげるコツの一つです。

メリットとしてインセンティブを付与する

アンケートに回答すると何かしらのプレゼントがあると、回答率がグッと上がります。

特に設問数が多いアンケートや手間と時間のかかるアンケートの場合はインセンティブがないと回収率が非常に低くなる場合があるので、アンケート内容でインセンティブを付与するか決めても良いですね。

インセンティブは景品や商品券などだけでなく、ポイント・クーポンの付与といった方法もあります。
アンケート回答者全員にインセンティブを付与する場合もありますし、回答者の中から抽選で当選した人にインセンティブを付与する場合もあります。

いずれの方法にせよ、インセンティブを付与する場合、アンケートを回答する労力にふさわしいインセンティブを用意することで回収率をあげられるでしょう。

無記名OKのアンケートにする

個人情報への意識が高くなっているので個人情報を取得するようなアンケートは回収率が低くなる場合が多くあります。

個人情報を取得しなくても問題ないようなら、無記名など出来る限り個人情報を取得しないアンケートの方がよいでしょう。

また個人情報の観点だけでなく、社内アンケートなどは個人名を記載することで、アンケートに本音を記載しにくいといった要素もありますから、意識してアンケートを無記名にした方がよい場合もあります。

どうしても記名といった個人情報が必要な場合は、プライバシーポリシーや取得した個人情報の取り扱いに関してしっかりと回答者に共有しておくことが重要です。

想定する回答者のユーザー像は適切か?確認

アンケートをとる際に定めるユーザー像が適切か確認しておきましょう。

アンケート内容に興味のある年代や性別が想定されているか、しっかりリサーチしておくことが大切です。

例えば20代のブランドなのに40代のユーザー像にアンケートをとることを設定したら、ちぐはぐになってしまいますよね。

ちぐはぐなアンケートは、回答しづらく回答率を下げてしまいますから、今一度ユーザー像は適切か考えましょう。

アンケートの順番の流れを意識する

最初から難しい質問にすると、回答率を下げてしまいます。
そのため最初は簡単な質問から始めると、回答率がグッと上がるのでおすすめです。

また、「はい/いいえ」で答えられるような内容だと尚良いですね。

上から順に、関連した質問を深堀していく内容にするのもおすすめです。

選択肢を整理してみる

選択肢が多すぎると、回答者からしてみると選ぶだけでも一苦労です。
必要のない選択肢がないか、しっかり確認しておきましょう。

似たような選択肢も離脱に繋がりますので、選択肢に重複はないかなども見ておくと良いでしょう。

必要のない質問はどんどん省く

最初は必要だと思った質問も、あとあと見返すといらない質問だと気づくことがあります。

そういった、いらない質問だと気づいたものはどんどん省いておきましょう。

質問の数はできるだけ少ない方が回答率向上に繋がります。
本当に必要な内容だけ残し、洗練されたアンケートに仕上げましょう。

手間・時間がかかると思わない作りにする

文字がギュッと詰まっていたり、難しそうな内容に見えたりすると、手間や時間を想像してしまいアンケートに答えたくない気持ちが出てきてしまいます。

そのような印象を与えないためにも、答えられそうな内容だと印象付けることが大切です。

手間や時間がかかると思われないためにも以下を意識してみてください。

  • 字を小さくしすぎない
  • 文字と文字の間を詰めすぎない
  • 行間を適切に開ける
  • 一文を長くしすぎない
  • ゴシック体にする

ゴシック体は親近感の出るフォントです。
カジュアルさも出るので、難しそうな印象を持たせたくない時に効果的です。

ただし企業イメージが固い印象だったり、誠実さを売りにしている場合はゴシック体よりも明朝体が適切な場合もあります。

フォントはターゲット層の年代やアンケート作成側の印象なども併せて考えながら選びましょう。

ターゲットにあった文章

ターゲット層に合った文章であるかも重要です。
カジュアルが受けるターゲットなのか、品のある分が良いターゲットなのか、見極めて文章を整えましょう。

ターゲットが明確な場合は、ターゲットにわかる専門用語を使うのもアリですね。

質問は誰が相手でも明確な内容にする

質問内容が、相手によって解釈が異なると、欲しい回答に繋がらない場合があるので注意が必要です。

例えば土日という言葉は、ある人にとっては休日でもある人にとっては仕事が忙しい日ととれますよね。
朝ご飯も人によっては寝る前のご飯になる場合もあります。

このように人によって解釈が異なりかねない言葉は、誰が相手でも明確な内容に変換しましょう。

上の例でいうならば、休日のことを聞きたいなら土日ではなく休日、起きた後のご飯なら朝ご飯ではなく起きて一番に食べるご飯といった言葉に替えると良いですね。

アンケート作る時の注意事項

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アンケートを作成する際は、回答者が回答しやすい内容にして作成するというのが大前提です。

「そんなことは当たり前だからわかっている!」
と考えている人も少なくないでしょう。
しかしアンケートを作成していると知らず識らずのうちに企業視点になってしまっている可能性もあります。

この項目では予め意識しておきたいアンケート作成時の注意事項について解説します。

流れと時系列を意識

設問の流れと時系列のポイントは過去→現在→未来の時系列になるよう注意しましょう。

例えばある商品の購入に関するアンケートだとした場合

  • 過去:過去に商品を購入したことがあるか?
  • 現在:現在購入した商品を持っているか?
  • 未来:今後商品を買う予定があるか?

のような時系列の流れとなります。
時系列の流れを整えて自然な流れで回答しやすいように設問作成時は注意しましょう。

回答のしやすさを意識

回答者にはアンケートを対応する手間や時間がかかります。
そのため、アンケートの回答が手間に感じないような工夫してあげることが大切です。

例えば、設問の数を少なくしたり、自由記入欄の数を調整したりといった工夫です。
自由記入欄は「45文字程度でお答えください。」といったような参考文字数などを記載してあげてもよいでしょう。

また、「はい」か「いいえ」などの2択で回答できるようなチェックやプルダウンで簡単に回答できるものは、手間が少なくて回答しやすいですね。

個人情報の取り扱いを意識

個人情報の取り扱いに関して、度々ニュースでも流出事故が報道されるように注目度が高いものになってきています。

そのため、アンケートで氏名といった個人情報がなくても問題ない場合は無記名アンケートという選択もあります。

簡単にアンケート作成!無料ツールや方法

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アンケートには、用紙タイプ・フォームタイプなどあり、それぞれ作り方も異なります。
どのような方法でアンケートを作成できるか、以下をご覧ください。

  • 印刷を前提とするなら:WordやExcelで作成
  • Webで自作:アンケートフォーム作成のツール
  • 自分で作る自信がない:業者に依頼

この項目ではそれぞれの作り方に関して解説していきます。

WordやExcelで作成

WordやExcelでもアンケートを作成できます。

1からアンケートを作っても良いですが、作業効率を考えるとある程度ひな型ができているテンプレートをベースに使用して作成すると簡単で良いでしょう。

「Word アンケート テンプレート」や「Excel アンケート テンプレート」と検索すると、色々な種類のテンプレートがあるのでその中から用途にあったアンケートを選択し、文言等をカスタムしていくとよいですよ。

集計はExcelがおすすめ

集計と分析の視点から考えるとWordよりもExcelがおすすめです。
Excelでアンケートを作成する際のポイントとしてはセルのみを使用して集計しやすいようにしておくことをおすすめします。

また、シートを保護して誤入力を防ぐと、間違って消すといったことを防げます。

無料ツールで作成

「どうしても紙で印刷したい!」
「物理的に紙じゃないとアンケートが出来ない!」

という場合をのぞき、回答者の使い勝手やアンケート取得後の集計、分析を踏まえると圧倒的にアンケートを作成できるツールが便利です。

こうしたアンケート作成ツールは無料ツールもたくさん用意されており、手間にはなりますがどうしても紙を使いたいという場合は無料ツールで作成したアンケートフォームのURLをQRコードに変換し、そのQRコードを紙に印刷して回答者に読み取って回答してもらうという方法も可能です。

ここでは、簡単にユーザーにも配慮されたアンケートフォームを作成できるツールを紹介します。

Easy Mail

EasyMail

EasyMail:https://www.mubag.com/

EasyMailはアンケートフォームが簡単に作成できるだけでなく、回答者の入力補助や誤送信の防止機能といった回答者視点でも使いやすいツールです。

もちろん無料で使用することが可能で、日本語だけでなく英語・中国語にも対応しているため様々な国籍の方を対象としたアンケートにも非常に便利なツールです。

自分のサーバーがあり、広告なしのアンケートフォームを作りたい人におすすめです。

Google Forms

Google Forms

Google Forms:https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/

自分のサーバーがない場合は、Google Formsが便利です。

こちらも直感的にアンケートフォームを作成できるので、手軽に作成できるものを探している人におすすめです。

Google Formsについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

Googleフォームの作り方や使い方を完全解説【2023年最新版】

業者に依頼して作成

いくつかのアンケート作成方法を解説してきましたが、簡単に作れるツールがあるといっても、やはり手間は手間です。
工数を考えると業者に依頼してしまうのも一つの手です。

業者の場合は今までにも様々なアンケートやフォームを作成しているので、結果的にコストパフォーマンスの高さを期待できるでしょう。

先ほど紹介したEasyMailも、アンケートフォームの作成から設置までサポート対応を用意しており、希望があればアンケートフォームのオリジナルデザインや機能の追加といった部分まで状況に応じてベストな方法で対応可能です。

アンケートを分析する

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アンケートは回収して終わりではありません。
むしろ回収してからが本番で、集計のあとに集計結果を分析して目的に反映させることで、アンケートの成果を得られます。

この項目では集計したアンケートを分析する5つの手法について簡単に解説します。

クラスター分析

クラスター分析は、集団から似たものを集めてグループ分けする手法です。
抽出した項目をさらに分析することで、ユーザー属性や消費の傾向等で新たな気付きが生まれる場合があります。

例えば、スイーツの新商品開発をするにあたり、アンケートを実施しクラスター分析をしたところ「30代前半の女性はフルーツが使われたスイーツに約1,000円月に消費している」という傾向がわかった場合、その情報を参考に新商品の開発やマーケティング活動に活かせます。

ディシジョン・ツリー分析

ディシジョン・ツリー分析とは、決定木分析とも呼ばれ、アンケート結果の複数要因と結果の関係性から、影響が強い要因を階層別に把握していく分析手法です。

「スポーツクラブに入会後1週間で3日以上通っているお客様は1年以上会員のままである傾向が高く、入会後1週間で1回も通わなかったお客様は無料期間中に退会する傾向にある」といったようなイメージです。

この場合は、入会後1週間で3日以上通ってもらうような働きかけをスポーツクラブでおこなうことによって、会員数の増加対策に繋げるといったアンケート結果からの活用が出来るでしょう。

クロス集計分析

クロス集計分析とは、アンケート結果を2つ以上の分析軸から集計していく分析方法です。
複数の分析軸をもとにセグメントにして集計することで、複数の分析軸に合わせた各セグメントのデータを可視化することが可能になります。

Excelのピボットテーブルを使用してクロス集計したものをグラフ化することもできるため、クロス集計分析を考えている場合はアンケート結果をExcelで集計するとよいでしょう。

ロジスティック回帰分析

ロジスティック回帰分析とは、いくつかの要因から2値の結果が起こる確立を説明・予測できる分析手法です。

この2値というのは「購入する」「購入しない」といったような、答えが明確に2つしかない値のことを指します。

例えば、「男性」「50代」「マンション在住」といったようないくつかの要因に対して○○の商品を購入する確率は?「購入する〇%」「購入しない〇%」といったようなイメージです。

こちらもクロス集計と同じように、Excelを使って分析することが可能です。

アソシエーション分析

アソシエーション分析とは、データとデータの間にある関連性を分析する手法です。

マーケット・バスケット分析と呼ばれる場合もあります。

「天気が雨の場合は、商品Aの売上が一定数増える」であったり、「商品Aを購入する30%のお客様は商品Bも同時に購入している」といったことがアソシエーション分析でわかるようになります。

アンケートイメージ6

アンケートの作り方まとめ

アンケートを作る際のポイントは、なんのためにアンケートをおこなうのか?といったアンケートの目的をしっかりと考えておくことが必要です。

そして、その目的はアンケートを作る側だけで留めておくのではなく、しっかりと回答者にも伝えるといった努力が必要になります。

また、回答者がアンケートに回答しやすいよう各設問の内容や回答形式に関しても配慮が必要となります。
そうした配慮がアンケートの回収率にも反映されてきます。

回答してもらったアンケートはしっかりと集計と分析をし、改善や向上に役立てましょう。

記事内でも紹介したアンケートフォームの作成から集計・分析に使えるCSVの出力まで可能な、無料で使えるメールフォーム・アンケートフォーム作成ツール「EasyMail(イージーメール)」はこちらからチェックしてみてください。

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