EFOとは?入力フォームの最適化で離脱を防ぎ、コンバージョンを劇的に向上させる7つの方法

メールマーケティング

「コンバージョン率が思うように上がらない」
「入力フォームでの離脱を防ぎたい」

そんな悩みはありませんか?

この記事を読むと、人々がなぜメールフォームから離脱してしまうのか、具体的にどうすれば離脱を防げるのか、4つの改善ポイントがわかります。

また、81%もの人々が入力フォームから離脱した要因を探る調査結果を元に、EFOによって入力フォームでの離脱を防ぎ、コンバージョンを劇的に向上させる7つの方法についても解説します。

さらに、EFO機能が充実の、無料で使えるおすすめツールもご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

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▼ この記事の音声版もあります。ぜひご視聴ください!

※音声版は、音声で聞いた時にわかりやすくするため等により記事内容と異なる場合があります

目次

EFOとは?意味を解説

EFOとは

EFOとはEntry Form Optimizationの略で、「入力フォーム最適化」という意味です。
顧客が入力をスムーズに完了できるようにUIデザイン(※)を意識するなど様々な工夫をするということですね。

クリック率の高さの割にコンバージョンが上がらない場合は、入力フォームが使いづらいなどの問題が発生している可能性があるため、EFOを検討する必要があります。

特にヒートマップ解析でユーザーのログを辿りメールフォームでの離脱が見受けられるようであれば、間違いなく「EFOを実行すべき」です。

例えば、入力フォームは会員登録・資料請求・購入等、設置する目的に合わせて最小限の項目に最適化する必要がありますが、これは不要な項目を除外して、入力の手間を極力省き、離脱を防ぐためです。

つまり余計な項目があると途中離脱が増えてしまうため、余計なものを省いていくことが大切ということですね。

また、お問い合わせフォームは営業担当が横について顧客が疑問に思うことに一つずつ答えていけるわけではないため、予め想定される質問や、不安に答えられるような構成にする必要があります。

※UIとはユーザーの目に触れる部分、Webサイトで言えばサイトの画面にある文字や装飾など目に見える部分を指します。

コンバージョンとは?

コンバージョンとは、転換・変換・変化などを意味する言葉で、サイトを訪れたユーザー(お客様)がアクションを起こすことを指します。

この記事で言えば、申込フォームやメールフォームなどで送信することがコンバージョンですね。

なので、上の文で言う「コンバージョンが上がらない」というのは、申込や問い合わせなどの成果に繋がらないことを指します。

EFOはこのコンバージョンを上げるための施策の一つとして取り組みたい課題です。

またコンバージョン成果の割合をコンバージョン率やCVR(コンバージョンレート)と言いますが、この記事ではコンバージョン率で統一しています。

EFOが成功している!良いコンバージョン率とは?

efoイメージ01

EFOについて詳しい解説を始める前に、どのくらいのコンバージョン率だと良いのか?どのくらいのコンバージョン率ならEFOが成功していると言えるのか?という話を先にします。

下記の広告主のコンバージョン率を示すグラフを見ると分かる通り、Google広告の業界全体のランディングページの平均コンバージョン率は2.35%です。

右端の赤いバーを見てみると、上位10%の広告主は、11.45%以上の驚異的なコンバージョンを達成していることが分かります。

Google広告の広告主のコンバージョン率

Google広告の広告主のコンバージョン率

引用元:What Is a Good Conversion Rate? It’s Higher Than You Think!

次に、下記の業界毎のコンバージョン率のレポートをご覧ください。
業界によってコンバージョン率が違うことがわかります。

 

EC業界

法律業界

BtoB企業

金融業界

全業界平均

平均値

1.84%

2.07%

2.23%

5.01%

2.35%

上位25%

3.71%

4.12%

4.31%

11.19%

5.31%

上位10%

6.25%

6.46%

11.70%

24.48%

11.45%

引用元:What Is a Good Conversion Rate? It’s Higher Than You Think!

業界毎の平均を見ていくと、金融業界では5%以上を達成しないと健全なコンバージョン率とはいえないようですが、EC業界は、全業界の平均より低いコンバージョン率でも合格ラインになることがわかります。

つまり良いコンバージョン率とは、業界によって左右されるわけです。
まずは平均値を目指し、上位になれるようEFOなどの施策を試すと良いでしょう。

また、意識したいのがコンバージョン率に対しての単価です。
実は、コンバージョン率は業界だけでなく、単価によっても大きく異なるため、業界と単価のバランスを見て総合的に判断する必要があります。

単価が高ければコンバージョン率が低く、単価が低ければコンバージョン率が高くなる傾向にあります。
単価が高い場合はコンバージョン率も多少低めでも問題ありませんが、単価とコンバージョン率が共に低い場合はテコ入れが必要になるでしょう。

上記のポイントを念頭におきながら、自社が属する業界の平均より少し上が、EFO後に目安となる現実的な目標数値です。

EFO必須!低コンバージョン入力フォームから離脱する4つの要因とは?

EFOグラフ01

引用元:6 Steps for Avoiding Online Form Abandonment | February 2020

2018年にTHE MANIFESTというサイトが、ユーザーが入力フォームを放棄する理由について調べレポートを出しています。
上記の調査結果を見てください。
(米国で過去1か月以内に入力フォームに入力した502人を調査)

調査の結果、81%の人々が入力フォームから離脱したことが分かりました。
その調査の中でユーザーが入力フォームを放棄する主な原因は以下の4つでした。

  1. セキュリティ上の不安:29%
  2. 入力項目が多過ぎる:27%
  3. 広告やアップセルへの拒否反応:11%
  4. 情報を収集する理由が不明確:10%

セキュリティの懸念は、最大の不安要素であり、29%がこの理由で離脱しています。

2番目の理由はフォームの長さで、27%が離脱しました。
この点は入力する時間を割くだけの価値をユーザーが見出しているかどうかにかかっています。

問題はウェブサイトの構築やフォーム設計にあり

このアンケート結果が示しているのは、ウェブサイトの構築・フォームの設計の段階で問題が生じている可能性があるということです。

例えば電話番号の入力を求めるフォームで、数字キーボードではなくアルファベットキーボードが出てくると、ユーザーは文字入力を変更する必要があり、イライラしたり混乱したりします。

この例は、不適切設計の重大な悪影響を示唆しています。

設計の落とし穴は簡単な修正(EFO)で回避できる

多くの企業はメールフォームの細部に注意を払って、否定的な印象を与えずに「ストレスの少ないメールフォームを提供したい」と考えています。

幸いなことに、設計などの落とし穴は簡単な修正だけで回避できます。

どのように回避するかというと、まずユーザーがメールフォームを放棄する理由を特定します。
次にメールフォームを改善(EFO)するのです。

EFOをすると顧客とのより強い関係と企業へのよりポジティブなイメージに繋げられます。
原因を特定するまでに比較検証などが必要になりますが、労力以上の結果(コンバージョン率アップ)に繋がるので、EFOに取り組む企業も少なくありません。

コンバージョンUP!EFOが重要な理由

EFOをするとメリットが多いことが段々とわかってきましたが、では具体的にどうしてEFOが重要なのかを解説します。

コンバージョン率を上げるために行う施策として、外部施策と内部施策がありますが、EFOは内部施策にあたります。
フォームを最適化してユーザーに与えるストレスを最小限にし、コンバージョンに繋げることがEFOの目標です。

しかしEFOがされていないフォームは、以下の懸念が残されることとなります。

  • ユーザーからの好感度ダウン
  • 購入・申し込みへのハードルが高い
  • 操作ミスが多くてイライラする
  • 手間がかかりすぎて興味があったけれど諦めた

どれもコンバージョン率を著しく下げる要因です。
しかしこれらはEFOでクリアできる部分ですから、コンバージョン率を上げたいならEFOに取り組む必要があります。

ただこれだけだとEFOが何故重要なのか想像しづらいので、実際の調査委内容を含めながらリード顧客の獲得に繋がるEFOの重要性に焦点を当て解説します。

EFOはリード顧客の獲得に繋がる

EFOに取り組むと、リード顧客の獲得・集客に繋がります。
多くの企業にとって、そもそも多額の予算をかけてSEO対策をし、WEBサイトを運営する目的は「リード顧客の獲得」「集客」です。

ユーザーを見込み顧客に変えるために、WEBサイトでは有用な情報の定期購読・ホワイトペーパー・セミナー告知等、顧客がメールフォームに入力することで得られる魅力的なコンテンツを用意しています。

その目的を達成する鍵を握るのが入力フォーム最適化(EFO)ですから、EFOはマーケティングにおいても非常に重要な施策といえるのです。

入力フォームは高いコンバージョン率を達成できるツール

HubSpotが2019年に行った調査によると、「最も高いコンバージョン率を達成しているツールは何ですか?」という質問に対して、一番多かった回答は「入力フォーム」でした。

全体の49.7%に相当する83社が「入力フォーム」と回答しており、入力フォームが最大のリード獲得ツールであることが分かります。(2位のツールは22社。)

つまりユーザーも入力フォームを利用すること自体にはストレスを感じづらいと言えますし、マーケティングと連携することで大きな成果に結びつく可能性があることも分かります。

ストレスある入力フォームは離脱に繋がる

入力フォームの一つ、メールフォームは会員登録・資料請求・購入等、ユーザーに促したいアクションを取ってもらうためのものです。

せっかく関心をもってメールフォームまで進んでくれても、「指示通りに入力しているつもり」なのにエラーメッセージが出て、「どこをどのように直せばよいか分からない」とすると、ユーザーに不要なストレスを感じさせてしまいます。

そのまま先に進めなくなって入力する意欲を失ってしまうと、ユーザーは離脱やページ遷移してしまいます。

初めは企業に対して良い第一印象をもっていたのに、入力フォームが使いにくいというだけで、そのイメージは崩れ去ってしまうのも考えておきたい点です。

その意味でサイトを訪れるユーザーにとって入力フォーム最適化(EFO)は重要なのです。

離脱したユーザーは競合先に移ってしまう

その後、離脱したユーザーはもっと入力しやすい競合先に向かってしまうでしょう。
メールフォームが最適化できてさえいればリード獲得できていたのに、非常に勿体ない結果です。

離脱して競合先に移動してしまうという事態はECサイトであれば死活問題です。
たとえ売上げに直結しないとしても、リード獲得できなければ、最終的には業績を下げてしまう結果になってしまいます。

EFOを怠ると一気にマイナスに転じてしまうため、決して手を抜けない重要な対策です。

プライバシーポリシーの重要性

コンバージョン率を下げる要因の一つに、セキュリティ上の不安があります。
この不安を下げるために、プライバシーポリシーを設けるという方法があります。

プライバシーポリシーとは?

プライバシーポリシーとは、企業が預けられた個人情報を適切に管理し、「どのように保護していくか」を明示したものです。

近年は詐欺が横行し、ニュースでも取り上げられているため、一般的に個人情報を開示するのに慎重な人が増えています。

また、「迷惑メールや勧誘を受けたくない」と感じている人の場合、メールアドレスや電話番号の入力に抵抗を感じることが多々あります。

ですから、サイトを提供している企業が信頼されない限り、顧客が個人情報を入力するのは期待できません。

不安解消にプライバシーポリシーを設置することが大切

そのため、プライバシーポリシーを顧客の不安を解消するような仕方で掲載する必要があります。
プライバシーポリシーの掲載は法律上も必須ですが、ただ掲載すればよいわけではありません。

例えば、プライバシーポリシーには、電話番号の入力を求める場合、なぜそれが必要なのか、どのような目的に利用するのかを明記する必要があります。

可能であれば、「営業目的で電話をかけることはありません」と明記できれば、入力の障壁は一気に下がるでしょう。

EFOで期待できる効果

EFOはコンバージョン率を期待したい企業は必ず取り組みたいものであることを解説してきましたが、ここでEFOを行うことで期待できる効果について紹介します。

まず前提として、メールフォームを訪れるユーザーは非常に関心が高いものとして考えてください。
そもそも関心がないユーザーは、メールフォームにすらたどり着かないためです。

そのため、メールフォームにたどり着くユーザーは、それだけで関心が高いからこそたどり着いていることがわかります。

EFOはコスパの高い施策

EFOによって離脱率を改善するのは、非常にコストパフォーマンスに優れた施策です。

メールフォームまで進んだ100人のユーザーの離脱率が80%とすれば、コンバージョン率は20%となります。
もしEFOによって離脱率を70%まで改善できれば、訪問数が変わらなくてもコンバージョン率は30%になり、コンバージョン率を150%も改善できます。

メールフォームはリード獲得のためにも、また、ユーザーが潜在顧客から見込み顧客へ、さらには顧客へとステージアップするためにも非常に重要なツールです。

だからこそEFOでストレスのない入力ができるフォームを実現しましょう。

EFOで入力フォームからの離脱を防ぐ4つの改善ポイント

メールフォームを改善するためにはどうしたらよいか、EFOで入力フォームから離脱を防ぐために、以下の4つの改善ポイントに注目しましょう。

  • 何を入力すればよいか、分かりやすく指示されているか
  • 入力フォームはモバイルでも見やすく、入力しやすいか
  • フィードバックはわかりやすいか
  • エラーメッセージは修正すべき箇所がわかりやすいか

それぞれ分けて解説します。

何を入力すればよいか、分かりやすく指示されているか

入力フォームに何を入力したら良いのかがわかりやすいと、ユーザーもストレスが少ないです。
どのような入力フォームが分かりやすいのか、以下を参考にしてください。

  • 必須項目が明記されている
  • 入力ルールが明記されている

必須項目を明記されている

必須項目とは、ユーザーに必ず明記してほしい項目のことです。
必ず明記してほしいので、メールフォームを設置する時点で入力されていないとエラー表示が出るように設定されている場合が多いです。

この必須項目が明記されていないフォームは、ユーザーにとってわかりづらいフォームとなります。
更に必須項目だと知らずに入力を進めた際に「必須項目を入力してください」というエラーメッセージを見ると、ユーザーはストレスを感じ離脱する可能性があります。

こういった離脱を防ぐためにも、必須項目は、「は必須事項です。」と明記しておくと非常に分かりやすくなります。

入力ルールを明示されている

入力してから「半角で入力してください」というエラーメッセージが表示されると、入力し直す気力が失せてしまいます。

こういった離脱を防ぐためにも入力ルールを明示して、更に入力内容が正しいかどうかをリアルタイムでチェックし、アラートを表示できると親切です。

入力フォームはモバイルでも見やすく、入力しやすいか

日本での「モバイルを使用したアクセス」は75.1%と割合が高まってきているため、モバイル端末での画面の見やすさ、入力のしやすさはますます重要になってきています。

以下の資料を見てみると、日本の75.1%の検索はモバイル検索で、大半のカテゴリーでモバイルでの検索がされていることがわかります。

「日本の75.1%の検索はモバイル検索」

EFOグラフ02

引用元:The proportion of mobile searches is more than you think – What you need to know – SISTRIX

主な業界やトピックでの、モバイルとPCの検索の割合

EFOグラフ03

引用元:The proportion of mobile searches is more than you think – What you need to know – SISTRIX

モバイルでの見やすさは実際にモバイルで確認するほかにも、ブラウザのChromeでデベロッパーツールを開き、モバイル画面を確認するなどするとわかりやすいでしょう。

文字が見やすいか、入力フォームは扱いやすいかなどもしっかりチェックしましょう。

フィードバックは分かりやすいか

フィードバックとは、ユーザーの動きに対して評価をしながら、間違ってた場合に軌道修正を促すような機能です。
入力フォームで言えば、入力欄の色が変わったり、半角入力やカタカナ指定などのフィードバック機能が例としてあります。

これらフィードバック機能があると、ユーザーは安心して入力を進められるので、EFOの際も導入しておきたい機能です。

エラーメッセージの修正すべき箇所は分かりやすいか

表示される必須項目に入力漏れがないかなど、入力内容が正しいかをリアルタイムで表示すれば、まるでカスタマーサポートを受けているかのようにスムーズに入力できます。

入力ルールを間違えて記入してエラーが出ても、エラーメッセージがわかりやすいと修正にすぐ入れるのでストレスも少なく済みますね。

ユーザーが「送信ボタン」にたどり着きやすくなる7つのEFO・改善方法

efoイメージ02

離脱を防ぐEFOを解説しましたが、次に「送信ボタン」にたどり着きやすくなるEFO改善ポイントを紹介します。
離脱しづらい心地の良い入力フォームを実現できても、つまるところ「送信ボタン」にたどり着けなければ意味がありません。

そこで、「送信ボタン」にたどり着きやすくする(コンバージョン向上)ために7つの改善方法をお試しください。

  1. ユーザーが安心して情報を入力できるようにする
  2. EFOで入力フォームを極限まで短くする
  3. 不必要な質問のないシンプルな入力フォームにする
  4. 入力フォームでの広告やアップセル、リンクを避ける
  5. マーケティング活動の同意を得る工夫をする
  6. EFOでアクションボタンを工夫する
  7. 入力フォームをテストして、問題点と解決策を特定する

どのように改善していくのか、分けて解説します。

ユーザーが安心して情報を入力できるようにする

ユーザーは、送信ボタンを押すことで少なからず個人情報を送信することになります。
つまり、個人情報を書いて良い・渡しても良い企業なのか・サイトなのかというところが気になるのです。

ユーザーが安心して個人情報を入力するためには、データを保護し安心してもらう必要があります。

httpsで送信情報を暗号化通信すると安心感アップ

サイトのURLを見ると、「http」と「https」二つのパターンがあるのがわかります。
この二つのURLは、通信が暗号化されていない・されているといった違いがあります

勿論、ユーザーが安心できるのはhttpsの暗号化された通信です。

httpsによるSSL/TLS暗号化通信はユーザー情報を保護し、WEBサイトのセキュリティを高めます。

ぜひ自社のWEBサイトにhttps(Hypertext Transfer Protocol Secure)証明書があることを確認してみてください。
自社のURLがhttpの「s」がついていないパターンの場合は、早急にhttpsに変更できるよう手続きを行いましょう。

httpからhttpsにする手続き

httpからhttpsに変更する場合、契約しているサーバーのオプションを変更します。
変更方法は、「契約しているサーバー名」と「httpsに変更」で検索すると詳しい変更手続きの方法が出てくるので参考にしてください。

httpのsがついていないサイトは不信感を与える

httpとhttpsの違いをしっかり理解している人は多くはないでしょう。
しかしそれでも、httpで始まるURLのサイトが不信感を与えてしまうのは、Google Chromeなどのブラウザを介してhttpで始まるWEBサイトを開くと「WEBサイトが安全でない可能性がある」という警告を受け取ってしまうためです。

「安全でない可能性がある」と警告されると、ユーザーは理由がわからないため、不安を感じ離脱してしまいます。
更に、会社の信用も落ちてしまうでしょう。

セキュリティの懸念で29%のユーザーが離脱している

このセキュリティの懸念がメールフォームの放棄の主な理由であり、ユーザーの29%を思い留まらせてしまいます。
WEBサイトのセキュリティを改善するのはEFO上も重要なのです。

メールフォームを保護することは、顧客の個人情報を保護する会社の誠実さを顧客に伝えるための1つの方法になります。

また、httpsに変更するほかにプライバシーポリシーを顧客の不安を解消するような仕方で掲載することも重要です。
(上記プライバシーポリシーの重要性を参照)

EFOで入力フォームを極限まで短くする

調査によると、「長過ぎる」と感じさせるメールフォームは27%の離脱を招いてしまいます。
ユーザーの心理としては、できるだけ早く入力から送信を済ませたいのです。

メールフォームが短いほど、WEBサイトの訪問者の関心を維持できる可能性が高くなります。
そのため、できるだけ簡略化する必要があります。

何を排除できるかを考え、極限まで単純化できる方法を検討してみてください。

不必要な質問のないシンプルな入力フォームにする

情報の入力を求められる理由が不明な場合、さらに10%の人がメールフォームから離脱します。

必須ではないメールフォームの項目を減らすことで、入力完了までにかかる時間を短縮できます。
次のような質問を考慮して、本当に収集する必要のある情報を絞り込みましょう。

「なぜこの情報が必要なのですか?」
「それは、このタイミングで必ず必要な情報ですか?」
「この情報は、顧客へのサービスにどのように役立ちますか?」

入力フォームでの広告やアップセル、リンクを避ける

フォームへの入力を妨げる可能性のある障害は極力「取り除きたい」ものですよね。

例えば入力しようとしているフォームで別の話題が出てきたら、集中できませんし、興味がそれる可能性すらあります。

既に製品に関心を示している顧客にアップセルやクロスセルを提案するのは、ビジネスを推進するための重要な方法ですが、入力フォームでは避けたほうが良いでしょう。

広告やアップセルで11%のユーザーが離脱

THE MANIFESTの調査で、11%のユーザーが広告やアップセルを含むメールフォームを放棄する可能性が示されています。

製品に関する追加の広告は、より多くの決定を要求することになり、入力を中断させ、迷いや拒否反応を生じさせる可能性があります。
アップセルを考えている場合は、購入完了後などにアップセルやクロスセルを提案するとよいでしょう。

アップセルやクロスセルはコンバージョン後がおすすめ

例えば、ある航空会社ではチケットの購入が完了した後、ワンクリックで座席をアップグレードできる機能があります。
また、ECサイトでは購入した商品と併用して使うと役立つ商品を表示させることもありますよね。

コンバージョン率を下げないまま、うまくアップセルやクロスセルを提示するためには待つことが必要です。

ユーザーがフォームの入力が完了するまで待つことで、アップセルがユーザーの注意を奪うことがなくなり、コンバージョンを妨げるリスクがなくなるのです。

上記同様に、フォーム内には他ページへのリンクを極力設置しないようにしましょう。入力完了前にリンク先に移動してしまうと、離脱する可能性が高まります。

理想は、入力の完了ボタン以外のリンクが無い状態です。

マーケティング活動の同意を得る工夫をする

efoイメージ03

見込み顧客に対して「メルマガを送る」等のマーケティング活動を行うために、「利用規約」にその点を含め、同意を得る必要があります。
しかし、単に「メルマガを受信する」と表示させるだけでは魅力を感じられないために、工夫が必要です。

例えば、毎日メールが届くのを嫌がるユーザーでも、「週に1回お得なクーポンをお届け」という内容であれば「受け取りたい」と感じる場合があります。

メルマガは購買欲を上げる

メルマガの効果を裏付ける興味深いデータを見てみましょう。

ある企業でメルマガ配信を受信している会員と、受信していない会員との間で「会員1人あたりの累計平均購入回数」にどれくらい差があるのか調べるため、某家庭用品メーカーの購買データから算出した調査結果です。

某家庭用品メーカーの例

EFOグラフ04

引用元:メールのビジネス貢献度はこんなに大きかった!? メールパーミッションの有効性

単価5,000円の商品の平均購入回数に5.35回の差があったという事は、1人あたりの累計購入差額は、26,750円です。

仮に会員の半分の15万人がメルマガ受信不可だった場合の差額を計算してみましょう。

26,750×150,000=4,012,500,000

なんと40億円以上の差額です。
もちろんこれは累計の差額であり、母数の大きさが金額に大きな影響を与えていますが、パーミッション(マーケティング活動の同意)が得られるかどうかでこれだけ大きな差が出てくるのですから、「いかに同意を得るか」もEFOによって改善すべきポイントに含めた方がいいでしょう。

EFOでアクションボタンを工夫する

「次へ進む」ボタンを右側に配置する等して、ボタンの設置場所が直感的に分かるようにしましょう。

特にコンバージョンボタンを際立つ配色にし、マイクロコピーを工夫するのも大切です。
送信ボタンであることが一目で分かる配色とデザインにし、クリックするのをためらわせないような文言にすると非常に効果的といえます。

マイクロコピーの重要性

マイクロコピーの重要性を示す有名な例を見てみましょう。

オバマ大統領はアメリカの大統領選で、積極的にオンラインキャンペーンを活用しました。
その選挙ページのメルマガの購読ボタンの文言の違いで、どれほどの違いが出てくるかテストされました。

元々のノーマルな文言は「SIGN UP」(登録する)でしたが、「LEARN MORE」(もっと情報を得る)に変えただけで18%も購読者が増えたのです。

その他の施策も功を奏し、オバマ大統領が実権を握ることになりました。
小さなボタンのマイクロコピーの威力を侮るべきではありません。

参考資料:How Obama raised $60 million by running a simple experiment

入力フォームをテストして、問題点と解決策を特定する

ユーザーが入力フォームをどのように操作するかを分析するのは、問題点を特定し修正するのに役立ちます。

一般的に、人々は短くて焦点を絞った安全なメールフォームに入力したいと考えます。
無関係な質問・広告・またはアップセルを含めないようにする企業は、より高いコンバージョン率を達成する傾向があるのです。

メールフォームを改善して最大の効果を得るために、企業は地道なA/Bテストを繰り返しましょう。
そのようにして、見込み顧客の好みを明らかにし、より多くのコンバージョンを獲得できます。

ちょっとしたアイディアで離脱率が改善されるケースもあるので、ぜひ参考にしてください。

EFOできるツールの種類

EFOについて解説してきましたが、次にもっと具体的にEFOできる・しやすいツールの種類について解説します。
EFOできるツールは、いわゆる外部ツールと言って自社で開発するのではなく、外部のサービスを利用して使えるツールのことです。

そんなEFOできる外部ツールの種類は以下のものがあります。

  • チャット形式のフォーム
  • メールフォームサービス(iframeやタグなどで埋め込み)
  • メールフォームを簡単に構築できる無料フォーム
  • 専門のコンサルタントに頼む

チャット形式のフォーム

サイトによって、チャットボットが答えてくれるチャット形式のフォームが設置されていますよね。
チャット形式のフォームは、チャットボットがアナウンスしながらフォームを進んでいけるのでユーザーのストレスが少なく済むメリットがあります。

一般的なフォームよりも、ひとつずつクリアしながら進めていけるので、入力間違いも少ないです。

メールフォームサービス(iframeやタグなどで埋め込み)

外部サイトで作ったフォームを、iframeやタグ、またはリンクなどで埋め込むタイプのツールです。
見やすいツールが多いので、EFOもしやすいです。

プランにより料金が発生するものとしないものがありますが、料金が発生しなくても広告が出るなど様々です。
広告を出したくない場合やフォーム付近に広告が出るのを防ぎたい場合は、「料金は発生するのか」「広告が出る場合はどのタイミングなのか」などをしっかり確認しておくようにしましょう。

メールフォームを簡単に構築できる無料フォーム

外部のサイトにユーザーが移行すること自体を避けたい場合は、メールフォームを自社のサーバーで構築できる無料フォームを利用したいですね。

外部サイトと違うのは、自社のドメインにEFOできるフォームを構築できる点です。
とはいえ、無料フォームはレスポンシブ対応(スマートフォン・パソコンなどのデバイスを問わないデザイン)していないものもあるため、どのような機能があるか・使いやすいかなどを見ながら選ぶ必要があります。

専門のコンサルタントに頼む

EFOについて全く分からない場合や、EFOに費やす時間がない場合はコンサルタントに相談するのもひとつの手です。
専門のコンサルタントは、どのようなフォームにしたら良いか改善点をカウンセリングしたうえで出してくれるので、独自のノウハウをいかした的確なEFOができるでしょう。

とはいえ、コンサルタント選びによっては失敗することもあるので、依頼する方もある程度のEFOの知識は持っておいたほうが良いですね。

EFOツールを導入するメリット

EFOできるツールを導入すると、以下のメリットがあります。

  • 導入が簡単で言語などの専門知識がいらない場合が多い
  • 整ったフォームに仕上げられやすい
  • ユーザーの離脱を防ぐ機能が豊富

分けて解説します。

導入が簡単で言語などの専門知識がいらない場合が多い

まず、EFOできるツールの多くは導入が簡単です。
HTMLやCSS、PHPなどの言語が不必要な場合が多く、必要な場合も簡単な言語ですみます。

いちから構築するフォームは、時間がかかる上にセキュリティ面を考慮したアップデートが必要など手間がかかる一方で、EFOできるツールは外部のツールなので手間がかかるアップデートははなく運用しやすいです。

簡単にEFOしやすい環境を手に入れるなら、ツール導入をおすすめします。

整ったフォームに仕上げられやすい

自作でフォームを作るよりも、ツールを利用すると整ったフォームを制作・仕上げられやすいメリットがあります。
デザインも簡単で、ユーザーも見やすいフォームに仕上がりやすいので、見た目のストレスをユーザーが感じづらいのは大きいですね。

デフォルトでも整っているものも多いので、機能面をチェックしながら合うツールを選びましょう。

ユーザーの離脱を防ぐ機能が豊富

EFOできるツールは、ユーザーの離脱・ページ遷移を防ぐ機能が豊富です。
例えば入力例を記載できたり、入力中の項目の色が変わるといった補助的な機能です。

入力しているユーザーが、入力しながらも、これまでのログがわかりやすいデザインかつアシストがあるので、ストレスなくフォームへの記入を進められます。

ユーザーのモチベーションを下げない仕組みが豊富な機能はやはり効果を期待できるため、フォームの改善点を考えながら、合った機能のツールを選ぶと良いでしょう。

ツールによってはプランによりできることが変わるので、どのような機能があるか予め確認しておくことも大切です。

15のEFO機能が無料で無制限に使えるおすすめツール

EasyMailメインイメージ

PHPで開発されたEasyMailは、EFO機能が充実しているおすすめのメールフォーム専用のCMSです。
下記の表にあるような15のEFO効果のある機能が無料で気軽に使えます。

他の無料のメールフォームの場合、「2つまで無料」というところもありますが、EasyMailの場合はなんとメールフォームを無料で無制限に作成できます。

EasyMailの15のEFO機能

1.入力例の記載

入力欄に予め入力例を記載できるため、何を入力すればよいかがとても分かりやすくなります。

2.入力中の項目の色が変わる

入力欄の背景色がリアルタイムで変わると、今どこを入力しているのかが一目で分かります。

3.必須入力の明示

項目毎に必須項目か任意項目かを設定できます。「※は必須事項です。」と明記すると、一目で必須項目が分かります。

4.リアルタイムバリデーション

フォームの項目を入力する際に、必須項目に入力漏れがないか、また、入力内容が正しいかをリアルタイムでチェックしアラートを表示する機能です。

5.入力制限機能

「半角英数字のみ」等の入力制限が可能なため、メールアドレスや電話番号入力の際に、誤入力➡エラーメッセージ➡離脱という負の連鎖を断ち切ることができます。

6.住所自動入力

郵便番号を入力するだけで住所を自動的に補完入力します。ユーザーが住所を入力する手間を減らせます。

7.フリガナ自動補完

漢字で名前を入力すると、自動で「フリガナ」(もしくは「ふりがな」)を入力してくれる機能です。

8.カレンダー入力

日付を記入方式でテキスト入力させるのではなく、カレンダー形式にして日付を選んで入力させる機能です。日付のフォーマットを統一し入力ミスをなくします。

9.セレクト機能

「セレクトボックス」「ラジオボタン」「チェックボックス」等のフォームの種類を選べます。自由入力形式よりも簡単に入力でき、ユーザーの負担を軽減できます。

10.再入力機能

2つのテキストエリアを使って同じ内容を入力するように促す機能です。
メールアドレスという一番重要な連絡手段のスペルを間違わないように、確認のために2度入力を求めてエラーを軽減します。「見込み顧客に連絡が取れない」という事態を回避するための機能です。

11.レスポンシブ対応

小さな画面上で入力欄の間隔が狭すぎるとモバイルでは次の入力欄に進みにくくなってしまいます。
しかし、EasyMailはスマホ・タブレット・PC等、各デバイスに合わせたメールフォームが作れるため、フォームが崩れることなくストレスフリーで入力できます。

12.スパム対策

ユーザーが安心して入力頂けるよう、Google reCaptchaを使ってbotによる不正なスパム送信を防止しています。

13.離脱防止アラート

フォーム画面から送信以外のアクションでページを閉じたり、別のページに移動したりする(離脱する)際にアラートを出します。

14.誤送信防止

途中で誤送信をしてしまうと、1から再入力しなければいけない入力フォームは、その時点で離脱を招いてしまいます。しかし、この機能によってフォームの入力中に誤ってエンターキーを押しても送信される恐れがありません。

15.指定ファイル添付

フォーム上で画像やPDF、動画等の様々なファイル添付を行う際、設定したファイルの種別だけが選択できるようになるため、誤送を減らせます。この機能により、見込み顧客に再提出を求めた結果「離脱する」という事態を避けやすくなります。

下記のようなEasyMailの既存のテーマを使うと、簡単にメールフォームのページができます。また、既存サイトのデザインに合わせたお問い合わせフォームのデザインも作成できます。

EasyMailテーマデモ

EFOできるメールツールの導入事例

EasyMail導入事例のご紹介

ほんの一例ですが、上で紹介した無料で使えてEFOもしやすいメールツールは実際どのように使われているか、制作された導入・実績事例を以下のリンク先で紹介しています。

EasyMail導入事例のご紹介

どのような入力フォームを作成したらよいか、EFOについてお悩みの際に、ぜひ参考にしてください。

EFOとは?入力フォームで離脱を防ぎ、コンバージョンを劇的に向上させる7つの方法:まとめ

EFO施策によるコンバージョン率の改善は広告やSEOにかかる費用と比較しても、費用対効果の高い施策です。EFOによって、より効率的なマーケティングが可能になります。

まずは、EFO機能が充実した無料のメールフォームを導入することによって、どれほど離脱率が改善し、コンバージョンが伸びるかを検証してみてはいかがでしょうか。

あなたのサイトでEasyMailを
活用してください。

高機能で無料のメールフォーム「EasyMail」を
ぜひお試しください!